瀬戸内海の春は早く,この三,四日の昼間の気温は二十度を超える。 暖かくなった瀬戸内海には霞がかかり一マイル向こうの島さえ見えにくくなり,普段は島に囲まれたセーリングをしている私達は,周りに島が見えない環境に少々戸惑う。 風景に淡いベールをかけたように見える霞は風情(ふぜい)があるが‥その正体は花粉だったり細かい塵(ちり)や砂だったり,粉塵(ふんじん )等々を包んだ水蒸気‥だそうで、どうも風情とは縁遠いモノのようだ。 少し視界が悪いくらいではレーダーとGPSを装備した貨物船はスピードを落とす事はなくいつも通りに航行する,だからヨット側は普段よりしっかりワッチ(安全のために周りを見張る事)をしなければならない。 淡いベールに包まれて少々エキゾチックな風景での今日の十五マイルのセーリングは‥変わった雰囲気で楽しかった。 明日も明後日も晴れマークが列ぶが次回のセーリングは‥いつだ?